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家づくりがうまくいく人、いかない人
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家づくりがうまくいかない人には、いくつかの共通点があります。
【失敗する人の共通点】ダラダラ派
・目的が曖昧
・目標が立てられない
・計画性が低い
・スケジュールに無理がある
・情報に惑わされる
・目先のローコストに飛びつく
計画性のない人は、家づくりの目的が曖昧で、家づくりの前の重要な夫婦の話し合いが足りなかったり、お隣さんやお友達がやっていたからと選択してしまう人。
途中でうまくいかなくなる人は、雑誌やテレビ、ネット、営業マンのいい話に左右されやすい。かといって張り切って情報を詰め込みすぎると、疲れてしまいます。スムーズに進めるには夫婦のペースや進め方を工夫することが大事です。
【成功する人は目的が明確】サラリ派
・目的が明確
・忍耐力がある
・計画性が高く実行力がある
・情報の選択力が高い(自分で判断できる)
・コミュニケーション能力が高い
・仕組み化がうまい
成功する人達は、自分がなぜ家をつくるのかという目的がとにかく明確で、どこに向かうかを理解しています。だから、多くの選択やいざという判断にも耐えることができ、気持ちがぶれません。これが成功する人の特徴です。成功する人は外からの情報に振り回されることがありません。自分で判断することがとても上手で、設計士としても「センスのいい方だな」と驚く時もあります。コミュニケーションが優れているのも共通しています。「いつまでに家をつくりたいのか」「どんな暮らしにしたいのか」をさらっと言えます。だから遠回りせず、設計者のプロとしての意見を尊重し任せるところは任せる。自分たちの要望をきちんと伝えることができます。
家づくりがうまくいかなかった人のケースを例で見てみましょう。
家づくりを始めようとする方には参考になると思います。
家づくりに失敗したという方の例を、一部少し改変してお伝えします。
失敗例① 家は手に入れたけど
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この方は、40歳ほどの男性。T設計室へ、建材の営業や商品説明にきた建材屋さんの営業マンでした。奥さまとお子さんの家庭を持ち、若いころに「子供も大きくなるし、家を持ちたいね」と、すでに家を購入していました。
家のことをいろいろ勉強したいとのことでした。
最近の東北大震災もあり、「地震のことが心配で」と不安になっていると話をされました。
なにせ建材の仕事を始めたのは最近で、買ったころは家の性能なんてそこまで気にせずにに買ったとか。建材の仕事を勉強していくうちに、「我が家は大丈夫なんだろうか??」と気になりだしたそうです。
マンション住まいから家を持つ時に、営業マンの「いい話」や「家を買った方が月々の支払いが安くなりますよ」と言われ、目先の安さで家を購入してしまったところに問題がありました。
どこの営業マンもデメリットは言いません。「こっちの方がお得ですよ」という言い方をします。
家を買うのは建物だけでなく、土地の魅力も買うという事。また完成後も住む本人が愛着をもってメンテナンスをして住み継いでいける家でなければ、意味がありません。
色々聞いた男性は「あー、こうやってアドバイスを言ってくれる人って大事ですね。アドバイスを受けて気づくことってたくさんあるのに。建てる前に聞いておけばよかったな。」とつぶやきました。さすが建材のことを勉強されているだけあり、とても素直に、家を建てる時に何を大切にしたらよかったのか理解してくれました。
気をつけてほしいのは、坪単価や月々の支払いの安い数字は宣伝のためのカモフラージュということ。家づくりには情報も多く、決断することもたくさんあり大変ですが、家を建てる目的が曖昧なままに、流行の服を買うのと同じ感覚で、流行の設備や素材で家を買ってしまうと、10年後にメンテナンスすらできない家になってしまいます。せっかく大きなお金を出すのだから、目先のローコストに惑わされず、「我が家の予算はこれだけしかないんだけど、こだわりの家はつくれるのか。」と叶えたい思いを設計者に伝えられなければ、後々後悔する大きな買い物になってしまいます。
失敗例② 家の中は新しくなったけど
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この方は、60歳ほどの女性。他社でリフォーム(改修)をしたあとの住宅エコポイントの申請に、受付窓口であるT設計室へ書類を持って来た方でした。
家をリフォーム(改修)したのは「子育ても終わったし、古くなった家を新しくしたい。」という目的だったようです。女性は、知人が大工だったこともあり、他の会社を探すことなく安心してその知人に1,000万円のリフォーム(改修)をお願いしました。
知人だから、なんとかうまくやってくれるだろうと思っていました。なのに、いざ出来上がってみたら、若い大工の施工で、床板に隙間はあるし、壁の塗装も隅っこが割れ、お願いした防音対策も、前より足音が響くようになってしまったという散々な結果。知人だからとすっかり安心・期待していたために、女性のがっかりはそれ以上に大きくなっており、でも知人だから人間関係も壊れると大変だし、何も文句を言えないまま、怒りを沸々とさせていました。
そんな時にT設計室の併設住宅へ来られた女性は、中庭(コートハウス)の気持ちよさ、シニアに適したシンプルなインテリアや間取りと収納の工夫、などに大変驚いていました。
「素敵な家ですね、明るくて気持ちいい。あー、安くないお金をかけたのに、前より全然良くなってなくて。でも何も言えないし思い通りにならなかったから、すごく悔いが残ってるの。こんなことなら、リフォームする前にちゃんと設計士さんにお願いすればよかったわ。」
1,000万円もかけて悔いが残ってしまうなんて、残念としか言いようがありません。また大工が悪いと言っているのでは決してありません。女性が失敗した原因は「なんのためにリフォームするのか」、第二の人生のスタートとして「どのような暮らしを始めたかったのか」というところを省き、簡単に選択してしまったというところにありました。
子育てもやっと終わりもう30年、深い知識をもって楽しもうとしていた家づくりのはずだったのに、この結果は見たくないですね。「これからは夫婦でゆっくり過ごして行きたい。シンプルに、家事も簡単に趣味を楽しみたい。」と目的を明確にして、自分の願いをかたちにしてくれる信頼できる設計者に思いを伝えられることが出来れば、このようなことにはなっていなかったと思います。
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