Tuesday, December 27, 2016

和風達人と呼ばれる建築家村野藤吾さんに和風を教えたとされる旦那衆の一人
泉岡語録に「腕の良さを見せようとするな、技を殺せ」という言葉がある。

自慢てきにつくるものは作家の自己満足で、将来つまらないものになるから、やめとけ・・という戒めか
オリジナルなディテールは、将来を見渡せなければ、家をつくったあとに漏水を招くから、基本に忠実とか

これを知った時は設計者としての経験も少なく、直感的に分からないことだったが

散歩で新築を見たり、あれこの家修理をしていると、気が付くことがある。

その1つが壁の中の見えない通風層だ。通風層は2000年に瑕疵担保法ができ、すべての住宅は
完成して10年間は、屋根・壁の漏水。床の傾斜があれば施工者が瑕疵(建物のキズ)として直し
倒産している業者のセイフティネットとして強制的に新築住宅についている保険である。

この2000年から・・瑕疵保険をかけるなら。通風層は外壁の漏水効果があるのでこれがあれば
保険を割り引くなど誘導措置があり、16年間たって、新築はすべてあるのだと理解していた。

通風層は外壁の下に木で隙間をつくり、万が一外壁から漏水したらその水は隙間を通して
外へ排出される構造をつくるもの

通りすがりの住宅では、デザイン事務所が設計した10年は経つだろう住宅が外壁を修理している。
工事の様子では、通風層は採用してなかった。たぶん木造なのにコンクリートみたいな
家の窓と同じようにみせる工夫がしてあるので、建物の優先順位を決める時に
デザイン優先として通風層は漏水対策として設計者に採用されなかったのではないかと想像・・

さらに歩くと・・、大手の住宅会社がつくる新築住宅も通風層の採用がなかった。

新築なのに通風層がない・・最近流行の銀紙がある遮熱のシートはやってあるのだが
通風層がない・・なぜなぜと通るたびに・・気になっていく・・大手の住宅会社がなぜなんだろう・・
サイディングを張っていくと一階と二階の張る方向が違っていたことで一気に合点した

通風層はサイディングが横だと縦方向・サイディングが縦だと下地は横方向と
仕上げにより方向が違う。通風層は基本的に基礎から屋根まで縦方法に隙間をつくことなので
梁分けがあると、通風層は結果効果がないので、それなら採用されないことになる。

この2つの事例は、技を見せている?少しの工夫があれば通風層はつけられる
時間の経過や、台風など想定外の対応としても現在つくる住宅であれば通風層はつけたいところ
技を見せるなら中途半端・・これでは「なんちゃって設計」程度にしかならないのだろう。

「腕の良さを見せようとするな・技を殺せ」と泉岡さんが語った言葉は
現在では「デザインするなら、見えないところに技をつかえ・・」言い換えることができるのかもしれない

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Tuesday, December 20, 2016

賃貸アパートも間取り改修する時代になるか、サブリースとライフステージを考える

築30年の賃貸の3LDKの間取りの改修の相談があり
間取りを調べてみると、昔の公庫融資を使った3LDKだった。
部屋は
和室が2つそして洋間が1つ、30年前の間取。
(不動産の人が借りてを紹介する為に生まれた3LDKと呼ばれる)

間取りに仮想で家具を置いてみると、家具を置けるスペース配慮がなく
窓・フスマ・扉ばかりが部屋の壁をつくり、生活家具がうまくおけない
戸建て住宅であれば、必要な家電設備、これらは賃貸でも同じ
キッチンには家電置き場(電子レンジ・オーブン・炊飯器さらにはパン製造機器)
のスペースがない・・
玄関も家族の荷物であふれかえる場所だが
(クツ、ブーツ、運動クツ、コートにテニスラケット、子供がいればケッターマシーン
古新聞にファンヒーターがあれば灯油)
これら置く配慮が賃貸アパートにはないから、戸建てを立てる?でもいい加減な間取りの
戸建てじゃ、実際にはおけないんだが・・・

全体の生活人口が変わらないのに、相続税がこれだけかかると脅し文句のような
営業で賃貸アパートを建設する。

サブリース(賃貸保証)も口先だけで、借りて市場が人口減少で下がり坂の現在
人口が減少して借りてがいないのに、サブリース(家賃保証)が30年も続く分けがない。
2年ごとの賃料の見直しが小さく契約書にかいてあり・・賃料はどんどん下がっていく。


収益の上がらない賃借アパートはどうするのだろう
相続税対策とサブリースの甘い罠で建設する賃貸アパートは
どうなるんだろう。


差別化のため
改修する時代になるかもしれない。改修は収益を上がるものでなければいけないが
借入金が増えれば、痛し痒しになるかもしれない

そこで借り手を考えて見る・・

人のライフステージは
子育て時代
結婚する人は、通常であれば子をつくり、子育てをしていく・・年月がすぎ
子供の個室が欲しいあたりで、子供室の実現マイホームとなる!

実はその後にまだライフステージのストーリーはある

子育て時代から夫婦時代に移りさらにシニア二人から最後はお一人様までライフステージは続く。

戸建て庭付きの家で子供は育った後、通常子供は独立していく、孫の出入りもあるが
定年を迎える、夫源病もあるが夫妻二人の生活が始める。
この時30年を経過した家は、耐震性能も断熱性能もその昔の基準で間取りは
子育て時代から夫婦二人の熟年世代の間取りに一気に変わることはなく
建て直しかリフォームが必要になる。さらに時間は進み
お一人さまになれば、二世帯か、お一人さまならば
病院や交通など便利だから・・車はいらないかもしれない・・街の中が住みやすい。
そんな事なら持たない特権で、賃貸だけで人生の時間を過ごせるアパートがあるなら

米国なら、自分のライフステージごとに家が現金になり
次のステージの自分にあった家を無理なく選べる。

しかし日本の家は現金にならない・・戸建てを選んだ段階で
デッドエンドとなる。

戸建て政策は戦後の男を地元に落ち着かされる為の政策であった
結婚をさせ家を持たせて借金をさせると、家族の為に働くことで、男は地元で暮らすことになり。
経済は潤った。

しかし表日本地震で働き人を失った東北は、政府の戸建て分譲政策がボトルネックとなり
復興は活性化していない。

残った老人と子供は、戸建て住宅でダブルローンの借金せず、充実した時間を送れる場所を求めている。

それが今の日本を現している。

子供が二人・働く夫妻で4人の標準・・標準家族だけでの対象としての賃貸アパートや
住宅がなりたたなくなったなら・・いろいろな人にあう、贅沢でなくても便利である賃貸アパートが
賃貸アパートの差別化となる。

3人以上の子供をもって働く親もいる・ニートさらに、一度も結婚しない独身50才・・多様な
賃貸住宅も
色々な人が色々な生活レンジに対応する多様な賃貸住宅が必要だ。

家づくりの前の仮の住まいでなく、多様な人に合わせて
豪華でなくても現在の便利なものを使って
普通のくらしができないのだろうか

下の例は、築30年の草薙駅の近くの3LDKのアパート、
人気の場所だが、将来の間取り改修の為企画の話があった。
改修は
3人の子供と夫妻を想定して
戸建てのように収納計画をしてリビングを南側にもたせた間取り
これで、畑がついていれば、三人の子供達と充実した暮らしができる。
できればバーベキュウスペースがあり
アパートのコミュニティが作れれば、定住していく
不可分所得の多い層の定住化が図れていくかもしれない
と想像は膨らむ。

Friday, December 9, 2016

インテリア的にちょっと和風って考えると、畳と障子さらには床の間もどきをつけると
簡単にシンプル和風になる。

見た目から入る場合はそれでいいが、家の効能として障子を考えて見ると
ガラスの木製建具の内側に障子をつけるだけで、ガラスからの冷気の分子が
肌をさすことがなくなり、寒さ対策には効果は十分にある。

西日なども余計な太陽光で部屋を蒸し焼きにしないこともある。
光として障子を反芻してみると
思い出すのが、谷崎潤一郎の陰影礼賛 和室の障子を通して
入り込む光がほのかにバウンドして奥を照らす様子を描いているものであるが
谷崎さんは関東大震災前は東京で和室でもクツで歩いているような西洋かぶれの人。
その人が
震災で妻の実家の京都で和風を発見して和風に傾倒してかかれたものだけに
関西の
はんなりした感じ
「華やかでありながら気取りがなく上品さと気品を兼ね備えてるさま」のありさまを障子の光を
とうとうと描いている。

この拡散光は部屋全体をほのかに明るくしている様子は、最近スキルアップ講座で受講した
自立循環型住宅の説明で強い光・・沖縄のようなところでは、直接の光が部屋に入ると
日差しと影を両方一度に人は見るので、部屋を暗く感じて、しまいそんな部屋には昼間でも
電気をつけたくなるそうで、障子で部屋をほわっと明るくすると確かに、明暗対比がなくなり
部屋の奥まで拡散した光がはいり、人には明るく感じることがわかる
さらに
日本人は、人生を体感したり表現をするのに昔から1年の経過を竹に置き換えている。
(竹の節を世とよび世と世のアイダだから世の中になる、年末には家族皆があつまり
一度に歳をとる。歳をとり世があけて朝日のご来光があれば、節の世をすぎたことになり
人はまた新しい歳になり、生まれ代わるように、心は新しくリセットされて節をこえて生活が始まる)
だから開けましておめでとう・・になる

この新しい世の中になるときも、舞台としての住宅の設定は
障子を張り替え、白いピンとした障子に変えただけで
新しい歳のリセットした感じになる。障子はそんな人生の節を家に風味を加える効能もある。

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Wednesday, December 7, 2016

トイレを選ぶキモ!はこれです。

トイレを選ぶ時に、使いやすさはなんでしょう

節水は20年前の一回使用12リットルが5リットルで半分になる
犬など便を排水に流すかたは、この節水機能は使えます

ただ、最小の水 3.5リットルのタイプは少し注意が必要で
流れにくいので、二度流す必要があると使う水は7リットルになってしまいます。
高い商品を買っても3.5リットル二度使いになるのでは虻蜂取らずです。

さらに、カッコイイワンピースタイプのトイレは私も好きですが
これも注意が必要です。

基本的にトイレは住宅では大便器タイプが多いですね
下のベースと水を溜めるタンクそして蓋または暖房便座がついているのが
ベーシックな形です。壊れるのは大概暖房便座部分の電気系統とモーターでしょうか
これは消耗品ですので多分10年くらいつかうと壊れます。
DIYなどで簡易な取り替えタイプのものがありますので自分でもできる方もいるでしょう
万が一壊れた時、費用を抑えたい方はかっこよさだけで選ぶのではなく
わざとベーシックに便器+便座+タンクという機種をえらびましょう
かっこいいワンピースタイプは
パーツの取り替えはできないので、どこか壊れる時には、全取っ替えになります。

気が使いとこの「キモ」をもうひとつ
排水にモーターを使うタイプの便器は注意が必要です
災害や停電の時、バケツに水をくんで流しても使えません。

以外としらないことですが・・地震などで住宅は耐震構造で問題ないでしょうが
停電は自宅にいてもあると思います。その時をトイレが使えないのでは
健康にもよくないですね、暖房便座やウオッシュレットは停電なら使わなく手も
よいですが、バケツなどの水で排水ができるかどうかも
選ぶ時には大事な選択のひとつになります。

最新の開閉スイッチがあるのはよいですが
意外と男性は開く時間を待っていられないので、実際を想定してこれも体感してみると
以外とこの機能は使わないかもしれません。

自動に洗い流す機能は私は好きで好くつけます。

トイレに限らず電気で使うレンジ・湯沸器・エコ給湯やエアコンも10年くらいで
壊れるものですので、心得て最新でなく、昨年発売の新古種をネットで選ぶと
価格は抑えて購入できます。

分離発注では、機器の購入はお客さまがネットで購入して職人につけてもらう
材料と工賃を別に積算しますので、お客さんのテクニックで安く機器が取り憑くことになります。

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